老後資金は何歳まで持つ? 5項目で見る資産寿命シミュレーター
老後資金が足りるかどうかは、貯金額だけでは決まりません。毎月の生活費、受け取る年金、運用による増減を、同じ時間軸に並べる必要があります。
このシミュレーターでは、現在の年齢、金融資産、毎月の生活費、年金月額、そして物価上昇を差し引いた想定利回りを入力します。その条件が変わらないと仮定した場合に、資産が何歳何か月まで持つかを、月単位で試算します。
結果は将来を保証するものではありません。しかし、生活費を月2万円下げた場合、年金を受け取り始める年齢を変えた場合、運用益を見込まない場合を、同じ物差しで比べることができます。老後資金をひとつの金額で判断せず、毎月の赤字と残り時間に分けて考えるための道具です。
入力する
試算を始める時点の満年齢です。40歳0か月から100歳11か月まで入れられます。
預貯金と、換金できる金融商品の合計です。住んでいる自宅の評価額は原則として含めません。
税・保険料・住居費・医療費を含む毎月の支出です。いまの物価水準で入れてください。
原則として税と社会保険料を引いたあとの手取り額です。「満額を入れる」を押すと、令和8年度の老齢基礎年金の満額70,608円が入ります。実際の年金額は加入記録で変わるので、ねんきんネットなどで確かめたご本人の金額を優先してください。
運用の利回りから物価上昇の分を引いた年率です。運用が年3%でも物価が年2%上がる前提なら、入れる値はおおむね年1%です。
受け取りを始める前の期間は、年金収入を0円として計算します。
初期表示の2,000万円・生活費25万円・年金15万円は、制度上の標準額ではなく、動きを確かめるためのサンプル値です。
試算の結果
結果の読み方
資産寿命をいちばん強く動かすのは、運用の利回りよりも毎月の収支です。結果が短すぎると感じた場合は、利回りを高く見積もる前に、生活費を1万円ずつ変えて計算し直してみてください。同じ資産でも、毎月の赤字が1万円変われば、持つ年数は大きく変わります。
もうひとつ大切なのが、年金を受け取り始める年齢です。受け取りを遅らせると月額は増えますが、それまでの期間は資産だけで暮らすことになります。この2つを一度に変えず、片方ずつ動かして比べるのが、自分の家計の弱点を見つける近道です。
計算のしかた
内部の計算はすべて円単位のまま行い、途中で丸めません。月ごとに、次の順番で残高を更新しています。
- その月のはじめの残高に、1か月分の運用損益を反映します。1か月分の利回りは、入力した年率から換算しています。
- その月の年齢が受給開始年齢に達していれば、年金月額を足します。まだ達していなければ0円です。
- 月間生活費を引きます。
- この結果が0円以下になった最初の月を、資産が尽きる月とします。
120歳まで一度も0円以下にならない場合は「120歳以上」と表示します。「一生持つ」とは表示しません。また、利回りを入力値から上下に2ポイント動かした場合の結果も並べています。利回りの前提が少し違うだけで結果がどれだけ動くかを、同時に見るためです。
この試算に含めていないもの
この試算は、入力した生活費、年金額、実質利回りが将来も一定であると仮定した概算です。税制の改正、年金額の改定、医療費や介護費、住宅の修繕、施設への入居費用、金融商品の価格変動、一時的な大きな支出は、自動では反映しません。
とくに、介護が始まったあとの支出と、住まいをどうするかは、金額が大きいわりに時期が読めません。この2つは、この試算とは別に見積もっておくことをおすすめします。
制度値の出典
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この記事の検証方針
PulseNowTokyo は、制度上の数字を載せる前に、官公庁または制度を運営する公的機関の原資料を確認しています。計算式は、入力した値と途中の値と結果のつながりを追える形で公開します。
制度値には、公表日または更新日と、こちらで確認した日を付けます。制度が変わった場合は、ページの制度値と確認日をあわせて直します。公的な資料で確認できなかった部分は、確認できた事実と、計算のうえで置いた仮定を分けて書きます。
ご利用にあたって
この試算は概算であり、将来の受取額や資産残高を保証するものではありません。金融商品の購入や売却をすすめるものでもありません。入力した内容は、この画面の中だけで計算しており、どこにも送信していません。
実際の資金計画を立てるときは、ねんきんネットで確認した見込額、預貯金の残高、保険料、税金、これから予定している大きな支出を確かめ、ご自身の数字に置き換えてください。判断に迷う場合は、年金事務所や、お住まいの市区町村の相談窓口にご相談ください。
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